脱・肥満県 宮崎の未来を考えるシンポジウム
こんばんは(^^)快眠アドバイザーのちゃきちゃき娘の陽子です
今夜は昨日参加した『脱・肥満県 宮崎の未来を考えるシンポジウム~糖質制限・江部康二先生講演会&糖質制限実践パネルディスカッション~』について書きたいと思います!
結論から先に!
①糖質がどのような食材に含まれるかまず何か知る。
食べることがダメ!とは言わない。知って、そして選択して食べることが重要。
②制限と聞くと一歩引いてしまうが、糖質制限⇒糖質過剰摂取制限と考えると取り組みやすい。
③血糖値上昇による身体への影響が見えないから糖を摂取することによる身体への負担がわからない。
血糖値がどのような数値をあたいしているか見えないものを見える化することにより現状を知るということが大事。
④病気を予防する意味でも、糖質制限がどのようなことを身体にもたらすか学び続け実践することが大事。
さて、結論から先に言いましたがもうちょっと詳しく知りたいという方は最後までお付き合い頂けたら嬉しいです(^^)
昨日、京都出身の内科医・漢方医 一般財団法人 高雄病院理事長 一般社団法人日本糖質制限医療普及推進協会代表理事をしており、糖質制限食の先駆者である江部康二先生の講演会を聴きに行って来ました!
今回聴きに行くきっかけになったのは、ブログの愛読者様はご存じのことになりますが、昨年から開始しているダイエットに関して食事や体内の健康について相談に伺っている西階クリニック 副院長 亀川寛大先生が第二部パネルディスカッションにて進行をされることと、食事法の糖質制限を行うにおいて江部先生の著書を多々借りて読んでいたからです。
会場に着き早速亀川先生とツーショットを撮って頂きました(笑)
西階クリニックにて肥満の方や糖質制限を行って体質改善されたい方、様々な患者さんのご相談を受けられております。
そして、このブログを読んでる方で気になることも多いかと思います!
このタイトル『脱・肥満県』
えっ?宮崎県って肥満県なの?という方も多いはず...。
講演会の中でも話がありましたが、
◎成人男性肥満率全国2位
◎10才女子肥満率全国1位
◎10歳男子肥満率全国2位
この『肥満』という事実は、様々な『結果』を現にもたら
◎糖尿病患者数 女性全国3位
◎糖尿病患者数 男性全国10位
◎新規透析導入率全国2位
上記の順位は現在の宮崎県の現状なんです。
そして、ほうっておくと糖尿病の合併症には怖いこわい・・・透析・切断・失明があるとの話を江部先生がされました。
心当たりがある方はいませんか?
私も実はその一人です。
痩せたいけど痩せられず、ダイエットを行ってはリバウンドし、またダイエットを行ってはリバウンドし、こんな体型まで太りました。
亀川先生の横で撮った昨日の写真を横に並べて比較してみて良くわかりますが、首がないです(=_=;)
病気の危機を覚え、きちんと指導を受けてダイエットを始めました。
今もまだ肥満ですが、以前に比べたら健康的な身体に近づいてきているかなぁと思います。
さて、横道にそれておりましたが、本題へ。
まずは著書でしか知ることのできなかった江部先生の生の声で講演を聴くことができたことが一番の感動でした!
江部先生が過去に行った糖質制限講演会で過去最高の400名を超える方が会場で共に学びました!
資料もお土産も盛りだくさんでこんなにいっぱいありました!
いよいよ講演開始です!
脱肥満県 宮崎の未来を考えるシンポジウム~糖質制限という選択~
糖質制限食十箇条
~糖尿病や肥満が気になる人に~
1.魚貝・肉・卵・豆腐・チーズなどタンパク質や脂質が主の食品はしっかり食べる。
2.ご飯・パン・麺・いも及び菓子・砂糖・ジュースなど糖質の摂取は極力控える。
3.やむを得ず主食(糖質)を摂るときは少量にとどめる。※
4.飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳、水、番茶、麦茶、ほうじ茶はOK.
5.糖質含有量の少ない野菜・海藻・茸類は適量OK.果物は少量にとどめる。
6.オリーブオイルや魚油(EPA,DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
7.マヨネーズ(砂糖なしのもの)やバターもOK
8.お酒は蒸留酒(焼酎など)はOK.醸造酒(ビール、日本酒など)は不可。
9.間食はチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
10.できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
※糖尿病の人がやむを得ず主食を摂る時は『食直前のα‐GI薬またはグリニド系薬』服用
※糖質制限食の対象にて要注意の方もいらっしゃいます。
下記の方は主治医にご相談されて下さい※
■診断基準を満たす膵炎は対象とならない。⇒糖質制限食は高脂質食。
■肝硬変も適用とならない。⇒糖新生ができない。
■長鎖脂肪酸代謝異常症も適用外。⇒脂肪の利用が上手くいかない。
■糖尿病の経口薬を服用している人やインスリン注射をうっている人は、低血糖発作予防の為糖質制限食開始前に必ず医師と相談すること。
■腎機能eGRF60ml/分までは、日本腎臓病学会CKDガイド2013に従いOK.
■腎不全は、米国糖尿病学会2013年の声明を考慮し個別対応。
■糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂質食。
■糖尿病・肥満・メタボ・生活習慣病などが対象。
■1型、2型を問わず、インスリンの減量が可能。
糖質制限食の利点
1)食後高血糖がほとんど生じない。⇒酸化ストレス↓
2)一日の平均血糖変動幅も極めて少ない。⇒酸化ストレス↓
3)基礎分泌インスリンがあるていど保たれている段階なら、空腹時血糖値も改善する
4)従って、1)2)3)によりHbA1cも速やかに改善する。
5)追加分泌インスリンの必要性が極めて少ないので疲弊していたβ細胞が休養でき回復する。
6)中世脂肪値は速やかに改善する。
7)HDL-Cは、増加する。
8)LDL-Cは、低下・不変・増加と3パターンあるが半年~1・2年で基準値となることが多い。
9)薬が必要ないか、最小限で済む。
10)現在まで知られている動脈硬化のリスク要因が全て改善。
酸化ストレスって何??
・人体は酸化反応と抗酸化反応のバランスがとれていると正常に機能する。
・酸化反応が抗酸化反応を上まわった状態を酸化ストレスという。
・細胞内のエネルギー生産装置ミトコンドリアの活動で日常的に活性酸素が発生するが、生体の抗酸化反応で処理する。
・ヒトにおいて最も一般的な酸化ストレスの発生源は喫煙と高血糖である。
・高血糖⇒糖化蛋白精製亢進⇒糖化蛋白が種々の酵素と反応して活性酸素精製。
・酸化ストレスが、糖尿病合併症・動脈硬化・老化・がん・アルツハイマー・パーキンソン等の元凶。
・食後高血糖と平均血糖変動幅増大が、最大の酸化ストレスリスク。
・糖尿人が糖質を食べると、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を生じるが、タンパク質・脂質を食べても、生じない。
ブドウ糖ミニスパイク⇒酸化ストレス
・糖尿の人が糖質を摂取した時の血糖値の急激な上昇をブドウ糖スパイクといい、大きいほど大血管の内皮が障害されて心筋梗塞の危険性が高まる。
・一方アトピーの人でも、白パンなどの精製炭水化物を食べれば、糖尿病の人に比べれば小さいとはいえ、ブドウ糖ミニスパイクが生じるので、代謝全般に乱れが生じてアレルギー疾患などにも悪影響がでる可能性がある。
・玄米など未精製穀物で血糖値を上げにくいものを主食としていれば、スパイクは小さく、血管内皮の障害のリスクは少なくなり代謝も安定する。
食生活十箇条 高雄病院
1.主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
2.白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
3.発酵食品(味噌、漬物、納豆など)をきちんと食べる。
4.液体でカロリーを摂らない(飲み物は水、番茶、麦茶、など)
5.魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量摂る
6.季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る。
7.オリーブオイルや魚油(EPA,DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす
8.牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
9.できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
10.食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで。slow foodの奨め
*アレルギー疾患改善・生活習慣病の予防に
*日頃の運動量により、未精製子御供物の摂取量を加減
結論
1.生活習慣病の根本要因は精製炭水化物の頻回過剰摂取。
2.糖質・脂質・タンパク質の内食後高血糖・血糖変動幅増大を生じるのは糖質のみ。
食後高血糖と高インスリン血症が動脈硬化や癌の元凶。
3.糖質制限食なら食後高血糖・高インスリン血症は生じず、肥満も改善。
4.従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、食後高血糖・血糖変動幅増大による酸化ストレスを防げないので、合併症予防は困難である。
5.糖質制限食実践により、全身の代謝・血流が改善。
6.糖質制限食は、『肥満・糖尿病・生活習慣病』の治療・予防食。
7.糖質制限食は人類進化過程700万年の本来の食事であり、『人類の健康食』
8.70億の人類を養うにはテーラーメードダイエットの考えが必要。
テーラーメードダイエット
・食生活において一人ひとりの年齢・体質・病状・嗜好にあわせたテーラーメードの食事療法(tailor made diet)を提唱。
・糖尿病やメタボリックシンドロームの無い人、アトピーなどアレルギー疾患の人、子どもは、未精製穀物が主食の『高雄病院食生活十カ条』の実践。人類70億人を養うには食べ別けが必要。
・糖尿病を患っている人は糖質制限食がベスト。
未精製穀物一人前でも血糖値200mg/dl以上に。
江部先生の第一部の講演の中で重要だと感じた部分は上記にまとめてみました。
しかし!糖質がどの食材に含まれるや詳しい話までは書ききれません。。。
江部先生のこの本がとてもわかりやすいですので、もっと気になる方はこの本を読んでみてください♪
そして、糖質制限食を実践してみようかなと考えた方!
どんな料理をすれば良いの?一番最初にぶち当たる壁です。
江部先生のこの本が献立を作るのにオススメです♪
新刊が4月6日に販売され、こちらも糖質制限についてわかりやすく質問と答えが書いておりますので、気になる方はどうぞ♪
さて、第一部が終わり物販ブースでは、様々な低糖質の商品や江部先生の著書が並べて販売されておりました!
延岡市からは、低糖質スイーツの販売も手掛ける老舗製菓店『虎屋』さんより社長と奥様が低糖質スイーツとお饅頭の販売。
そして試食会を行っておりました(^^)
試食コーナーも大好評で、多くの人が低糖質ながら美味しいお菓子に喜んでおりました(^^)
虎屋さんの低糖質スイーツが気になる方はこちらをどうぞ⇒ 低糖質スポンジネット通販
虎屋HP → http://toranoko.jp/wp/
そして、低糖質ながら栄養価がとっても高い『ピリナッツ』を取り扱っている株式会社ラネージュさんより天然ココナッツオイルケトレアのサンプルを頂きました♪
ピリナッツも購入し食べてみましたが、とても美味しかったです♡
さて、第二部へ♪第二部では、下記6名の方がパネルディスカッションを行いました!
下記お名前で関係リンク先が張っておりますので、気になる方はクリック下さい。
■一般社団法人日本糖質制限医療普及推進協会代表理事 江部康二先生
■くらもと医院 院長 倉元光明先生
■西階クリニック 副院長 亀川寛大先生
ここからはパネルディスカッションにて討論された討論テーマとアンサーを箇条書きに書いていきたいと思います!
1)WHY?糖質制限。なぜ糖質制限を行うの?
⇒結果が残せる。
⇒食べ続けることで健康に。
⇒江部先生の患者を思い講演する姿に共感。困っている患者のために決意。
2)糖質制限の安全性・有効性?
⇒糖質制限は危険?⇒糖質制限により痩せて健康になったとしても、高血糖で過ごしていた体のダメージは身体に記憶されている。心臓など検査しておいた方が良い診断は診断を行い、過去の記憶による病気の発症を気を付けたほうが良い。
3)子どもの糖質制限?お菓子は?
⇒何を基準に選ぶのかが大事。砂糖もラカントSの糖質が0gのものを使用したり工夫次第でお菓子も楽しめる。
⇒糖を摂ることは嫌いになっても、お菓子を嫌いにならないで下さい。糖とうまく付き合うことが大事です。
⇒ジュースなど飲み物に含まれる砂糖の量を気にすることから始めると良い。想像以上に砂糖が含まれている。
⇒飲み物は水、お茶。
⇒"食育"...食べ物を選ぶ力が重要。
⇒子どもに選ぶ力を教育するために、親が食材など選ぶ基準を勉強することが大事
⇒まずは何を食べさせたら良いのか意識することが大事
4)周りの方への伝え方・対応?
⇒アメリカ糖尿学会ではエビデンスがでており世界的には当たり前になっている
⇒タンパク質が血糖をあげる原因でないことを理解していない。
⇒高血糖が見えないので、糖を取って危険になっていることがある。
⇒見えないものを測定することで見える化し、現実を知ると驚くことがある。
⇒ガラスに映る自分の姿を見てびっくりして糖質制限を開始した。
⇒4か月で15Kg減量したが、糖を気にせず食べていたら2か月で10Kg戻ってしまった。減っても留意は必要。
⇒君子は豹変す。⇒君子は過ちを改め、善に移ることが際だってはっきりしている。俗に、態度や考えが急変するたとえにもいう
⇒今まで行ってきた行動も間違いとわかれば、態度が変わることもある。
5)リバウンドと続ける秘訣
⇒ストレスを感じずやることが大事。
⇒食は楽しむもの。食生活を楽しみながら行うことが大事。
⇒続ける秘訣は学び続けること。
⇒脂を摂ることの重要性。制限するだけが糖質制限ではない。
6)毎日のメニュー?食費?外食の工夫?
⇒情報を得て行うことが大事
⇒一人で行わず仲間と行うことで情報共有し、食を楽しむ
7)スポーツと糖質制限 長距離や筋肥大に糖質は必要?
⇒最高高度の運動以外は糖質制限食が有利。
⇒糖質制限食は疲れにくい身体になる。
8)必須栄養素と糖質制限 栄養が偏るのでは?
⇒糖質制限を行いながら必須栄養素をバランスよく取ることは可能
⇒どういうものにどんな栄養があるか関心を持っていただきたい。
9)糖質制限のダイエット以外の効果?
⇒レストランにて、お客様に選ぶ選択肢が増えて喜ばれる。
⇒糖尿病を患ってお菓子を食べることに遠慮していた家族が、みんな集まり一家団欒で食事を楽しめるようになる
⇒無知は壁をつくってしまう。糖質制限を知ることにより、隔てのない食事を楽しめる。
⇒アトピーが良くなった。
⇒スタミナ・集中力がついた
⇒"がん"のエサは糖質。糖質制限で病気の予防になれば・・・。
⇒生活習慣病を予防できる。
⇒糖質制限に100利あって1害なし
⇒糖質を摂らなくなって、午後からの眠気がなくなった
⇒見た目が若々しくなったと言われるようになった。
以上のパネルディスカッションを行いました。
さてはて、最後まで読んで下さった皆様最後までお読み頂きありがとうございましたm(_)m
ブログを書くのに2時間かけました(笑)
糖質制限という言葉は制限という言葉が入っているので、身構えがちですが、気軽に日常に取り入れることができます。
プチ糖質制限・スタンダード糖質制限・スーパー糖質制限などスタートされる方により取り組み方も違います。
私の場合は、糖質制限を行い始めて、お付き合いや日常で糖質を摂ることもありますが、どの食材にどのくらい糖質が含まれている。糖質を摂ると体の反応がこう変わるなど実感することができ、また体重も26Kg減量することができ毎日をより快適に生活できるようになりました。
講演会会場には宮崎のテレビ局MRTさんも来られており、4月14日木曜日の18時台のニュースで子どもの肥満と糖質制限について特集をされると言っておりました。
インタビューの中で、子どもの糖質制限について、病気についてどう考えますか?と聞かれた時、息子の顔がよぎり自分自身がダイエットすることで制限することはできるけど、子どもにできるだろうか。もし肥満から病気が発症したとき母親として食事を作って出していたものに後悔しないだろうかと考えました。
食は、喜びであり、幸福感を与えます。
全ての糖をカットしなさい!というわけではないです。
まずは身体に糖がどのような影響を与えるか知ったうえで選択して食事しませんか?
健康で長生きできる体つくりを食を通して行っていきましょう♪
『健康で生きる』ことの重要性を再認識した講演会でした。
最後に脱・肥満県 宮崎の未来を考えるシンポジウム実行委員会の皆様、学びの場を提供頂きありがとうございました(^^)
今後ともよろしくお願いいたします!!
城山ふとん店
ふとんのメンテナンス/ふとん製造・販売
〒882-0803
宮崎県延岡市大貫町4丁目2964
●公式ウェブサイト:https://shiroyamafuton.com/
●オンラインショップ:ふとんの修理屋さん
●電話:0982-34-2252(水曜定休日)
●お問い合わせ:お問い合わせフォーム
■コメントする