3SとPDCAの仕組み作り・受身業種から提案業へ
こんばんは(^^)快眠アドバイザーのちゃきちゃき娘の陽子です
昨夜は、日創研セミナーに参加してきました!
報告者は株式会社アイキャッチ(http://www.eyecatch.co.jp/)代表取締役 山口紘徳氏でテーマは『~全国の企業の経営者と一緒に販売戦略をカタチにしてきた企画のプロが考える、これからのビジネスと、それに応える社内の仕組みづくり~モノづくりからコトづくりへ』でした。
素敵な学びを得たので、アウトプットでまとめてみたいと思います♪
◆◆◆
株式会社 アイキャッチ 経営理念
貴社ありて我社あり 我社は貴社のためにありたし
あなたありて私あり 私はあなたのためにありたし
1. 私たちは、チラシやダイレクトメールづくりを通して、安心・安全・豊かな暮らしを創造します
2. 私たちは、お客様に関心・感動・感謝される仕事をします
3. 私たちは、常にチャレンジし、創意と工夫で確信し、主体的に仕事をします
4. 私たちは、お客様やお取引業者様と相互関係の上に立ち、共に成長発展します
5. 私たちは、納税や雇用や資源の活用を通して、社会に貢献します
目次
02:プロフィール紹介
05:会社の紹介
12:第一部 3SとPDCAの仕組みづくり
休憩
42:第二部 モノづくりからコトづくりへ
85:それぞれの存在価値を活かし、利益の循環をつくる
100:最後に
の流れで話されました。
父親が創業者で、3兄弟の3男だった山口社長。
ライバルは兄で、会社に入った当時はアルバイト感覚で経営について全くわからなかった。
様々な経営の勉強をして、3SとPDCAの仕組みづくりを行い、社内を変革していかれたお話をされました。
会社の強さ・弱さ
第一部 3SとPDCAの仕組みづくり
山口社長が会社を発展させるために必要だと思う3つのこと
① 会社が日々改善されていること
② 社員全員が勉強したい・成長したいと思うこと
③ 社員全員が役割・責任を感じること
日々改善 ⇒ 毎日新しくなっている
勉強したい・成長したい ⇒ 目標がある(あるべき姿を明確にもっている)
役割・責任 ⇒ 一人ひとりがいい会社にしたいと思っている
3Sを実践している会社 株式会社ホックスさんへ社員さんと一緒に企業訪問
ホックスさんを訪問した感想
・整然としている
・必要なものしかない
・表示が多い
・事務方も立って作業
・業績が上がっている(2008年当時)
ホックスさんを訪問し、3SとPDCAサイクルを自社内に取り入れようとしたが、
やりっぱなしで、物が減らない、社員に火をつけてもすぐ消える...
ちなみにPDCAサイクルとは
PDCAサイクルサイクル(PDCA plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。
Plan(計画)⇒ Do(実行)⇒ Check(評価)⇒ Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。
そこで、自社オリジナルの3SとPDCAサイクルを考えたそうです!
3Sの定義
整理...必要なものと不要なものを分け、不要なものは捨てる。
すぐ使うもの、すぐは使わないもの、使わないものの区分
整頓...すぐ使うもの、すぐは使わないものの置き場所・置き方を決め、表示を明確に行うこと
清掃...整頓で決めた、置き場所・置き方が維持されるよう定期的なチェックのタイミングと、注意すべきポイントを決め、表示をすること
説明をされた後は、グループごとにゲームを行い実際に3Sを行ってみました♪
A~Fのランク付け
(A)使う予定がない ... 確認して捨てる
(B)6か月~1年に1回程度使う ... 倉庫へ
【社内の収納場所】裏倉庫
(C)1か月に1回程度使う ... 職場内の共有スペースへ
【社内の収納場所】 フェローズ(収納用段ボール箱に分けて収納)
(D)1週間に一回程度使う ... 作業エリア内の棚へ
【社内の収納場所】 棚
(E)毎日使う ... 身近なところへ
【社内の収納場所】 机の中・下段の引き出し
(F)毎時間使う ... 手の届くところへ
【社内の収納場所】 机の1番目の引き出し
PDCA・3Sシート
① PDCAを行う目的を明示化する
条件(ルール)
・1グループ 最大 7~8名
・部門ごとのメンバーで
・課長(役職者)は計画立案者にならない
・1か月または数週間ごとに大まかな計画を立てる
・翌朝の朝礼で、計画立案者が全体に発表する
・毎週月曜日の課長会議にて、グループの方向性について進捗会議を行う
② P:計画 計画立案者が10分間の作業計画・範囲を立てる
【計画を立てる上での注意点】
1. 一人で立案する。みんなで決めない。
2. 指示をすることを前提にメンバーの人数の配分・配置を考慮しておく。
3. リーダー(課長)以外の人が計画立案者になる。
4. リーダー(課長)に意見やアドバイスは聞いていいが、決定案はもらわないこと。
5. 数値を入れて計画を立てる。.
③ D:実行 計画立案者以外のグループの全員が計画立案者の指示を聞き、作業を実行する。
【実行を行う上で注意点】
- 作業中は素直に従い、黙って行う
- 自分で勝手に考えて動かない
- 「こうしたらいい」ということを、計画立案者に逆に指示をしない
- 真剣に参加する(本気100%参加)
④ C:検証 実行に参加したグループの全員が計画立案者に対して、フィードバックを行う
【検証を行う上で注意点】
- 問題点をあげること
- 計画立案者に対してフィードバックを行うこと
- フィードバックは、全員で行う
- だらだら文章ではなく、箇条書きのような言葉にする
- フィードバック(問題点)なので、改善策とは混ぜない
⑤ A:改善案 実行したメンバーがフィードバックの内容を踏まえ、改善案を挙手にて計画立案者に伝える
【改善案を行う上で注意点】
- 改善策が問題点にあがった内容に沿っていること
- 2~3人から意見をもらう
- 計画立案者は、メンバーの意見を踏まえ、次の日の計画を立てること
3SとPDCAの取組みでの社内の変化
① 毎日やることで「変える」ことへの抵抗がなくなり「変える」ことがクセに
② みんなで計画立案者をやることで、支持する難しさに気付き、「指示の受け方」が協力的になる
③ 5分間の検証を行うことで、分析・改善意識が高まる
④ 計画立案者が一人で決めることで、「どうしたほうがいい?」が「まずはやってみよう」に変わる
⑤ 社員の判断基準を明確にすることで、「保留」が減る。
後継者として一番重要だと考えていること
先代たちから受け継いだ『経営理念を実践すること』
お客様の商売繁盛に貢献するためには経営理念に沿った経営を行うことが大事。
では売り上げはどうやって上げる?
売上高 ⇔ 買い上げ高
売れる ⇔ 買える
お店は、どうやったら売れる?と考えがち。
どうやったら売れる?はお店のこだわりに偏っていませんか?
お客様が買いたいという買える条件で販売してますか?
買える条件は揃っていますか?
買い手目線の発想で、消費者視点で考えることが重要。
感心・感動・感謝していただけるとはどんなことでしょうか?
⇒デザインが良かった? 対応が良かった?
⇒それは、「モノづくり」の過程や出来栄えの事で満足感とは違う。
本当に求められていることは
⇒売り上げが上がった・客数が増えた・未来の展望が開けた
⇒「商売繁盛に繋がる仕事できた」という"コト"ではないでしょうか
人には第一印象がある。
第二印象があることを知ってますか?
別れ際に持つ印象を第二印象といい、第二印象を良く終わることがリピート率に繋がる。
株式会社 アイキャッチの営業スタイルの変化
受身 ⇒ 提案営業
"モノづくりからコトづくりへ"何のための活動なのか目的を明確にし、お客様のご担当者の意見よりも、お店のご利用者の視点で文章やデザインを提案。
価格競争 ⇒ 言い値
お客様の価格競争のためだけの販促物では、自社の仕事の価値も価格で判断されてしまう。
お客様の商品・サービスの価値を正しく汲み取り、差別化したPRの手法をとることで自社の価格ではない価値を評価してもらえる。
御用聞き ⇒ 御意見番
前回の結果を、お客様と共に検証し、ご利用者の反応に応える次の手を一緒に考え、実行していく。
山口社長が会社に携わり、現在までの経営理念の実践の話を最後にされ終わりました。
1年目・2年目
...私たちは常にチャレンジし、創意と工夫で確信し、主体的に仕事をします
3年目・4年目・5年目
私たちは、お客様に関心・感動・感謝される仕事をします
6年目
私たちは、お客様や取引業者様と、相互信頼の上に立ち、共に成長・発展します
度重なりご案内があった、経営理念のお話し。
城山ふとん店の経営理念『快眠文化の創造』に寄り添った経営を後継者として行っていきたいと強く感じた学びの場でした。
お誘い頂いた美容室 パルアンドペアの金子社長、報告いただいた山口社長ありがとうございました!m(_)m
城山ふとん店 経営理念
快眠文化の創造
- 私たちは、ぬくもりを大切にし、地域の幸せづくりに貢献します
- 私たちは、商品開発とサービスを高め、誇りと責任を持ってお客様に接します
- 私たちは、お互いを認め合い、夢を共有し豊かな暮らしを実現します
城山ふとん店
ふとんのメンテナンス/ふとん製造・販売
〒882-0803
宮崎県延岡市大貫町4丁目2964
●公式ウェブサイト:https://shiroyamafuton.com/
●オンラインショップ:ふとんの修理屋さん
●電話:0982-34-2252(水曜定休日)
●お問い合わせ:お問い合わせフォーム
■コメントする